2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
“晴れやらぬ 身のうき雲の たなびきて 月の障りと なるぞ悲しき” ~和泉式部(978?-不明) このところ出だしに歌を紹介することが多くなっているので今回も踏襲してみました。なかなかに見栄えがするかなぁ、と(笑)あと最近「~を覗き見る/垣間見る」って…
“龍女は仏に成りにけり などかわれらも成らざらん 五障の雲こそ厚くとも 如来月輪隠されじ” ---作者不詳の今様歌謡 「梁塵秘抄」に収録 ↑は後白河法皇が編んだ今様歌謡集「梁塵秘抄」に収録されている歌。 当時の流行歌謡にどっぷりはまっていた後白河法皇が…
“思ひきや 深山の奥に 住居(すまい)して 雲居(くもゐ)の月を よそに見むとは” --建礼門院徳子(1155-1213?)作として平家物語に登場 日本史を代表する「悲劇のヒロイン」ともいえる建礼門院徳子、源平合戦の最終章たる壇ノ浦の合戦において息子の安徳天…