鳴かぬなら 他をあたろう ほととぎす

妖怪・伝説好き。現実と幻想の間をさまよう魂の遍歴の日々をつづります

鎌倉時代

歌は魂なり ~藤原定家と平家物語との意外な関係。そして彼を巡る怪奇伝説について

“さざ波や 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの 山桜かな” By 平忠度(1144-1184)from 千載和歌集 前回の投稿で藤原定家(1162-1241)の名前をチラリと出しましたが、今回は主役級の扱いで。 1.「平家物語」に登場する平忠度のエピソード 1-1.エピソードの概…